建設環境工学通論 平成17年度 応用化学科&材料物性工学科3年生

第2回のアンケートから

世界の土木の歴史

トンネルや運河建設の歴史について理解できた。また、たくさんの外国人のおかげで
今日の日本の道路や鉄道があることを知って感謝するとともに、自分も
分野は違うがしっかりと技術を身に付けようと思う。

土木工学の発達というのは新技術の開発等にしたがって変化してきていて
おもしろい。特にその国の特有の風土や災害によって技術も進歩する
というのは、なるほどと思った。日本でいうと河川の整備技術が発達した
というのは大変わかりやすい例であった。歴史的なできごとや人物が
土木の発展に関係している(ナポレオンのアルプス越え)のもおもしろい。
第2次世界大戦で破壊された社会資本を復興するため技術が発達したというのは
何とも皮肉である。

本日は土木の歴史を学び、技術革命と社会の状況が深く結びついていることを
知った。イギリスでは木炭から石炭にかわり、それにともない鉄が大量に生産され
橋が石から鉄で架けられるようになった。それによって産業革命が進展された。
また鉄道もできた。

日本ではヨーロッパやアメリカにくらべて、土木における 技術が
低いように感じるのは、我が国が自然を受けとめる暮らしをしてきたこと、
自然と共に生きる文化だったことが関係しているような気がした。

この指摘はあたっていると思います。作家の保田與重郎も
昔の日本の道は地形に沿って細々と続く道であるのに対して、ローマ人の道は
まっすぐ伸びていて川が遮ればそこに堂々とした石の橋を架けて越えていくと
書いています。ヨーロッパはローマ人の自然を征服したいという強い人間の意志
を受け継いできたのでしょう。
西洋医学では病気や異物は積極的に取り除こうとします。これに対して
東洋医学では病気との共存関係が持続できるならそうしようとする対処法もあります。

インフラストラクチャーの歴史は同時に材料の歴史でもある。
スポーツにおけるインフラストラクチャーは今後まちがいなく必要だと思う。
今日、青少年における非行が問題となっている。今後の日本をよりよく豊かに
するためには、あくまで次世代を担う人材を育てることが絶対に必要である。
質の高い人材を育てるためには健全な教育が必要条件である。
正しい人格を形成するためにはスポーツが最も適している。ゆえに、スポーツに
おけるインフラストラクチャーの整備が必要だと思う。

スポーツを通じて健全な青少年を育てるというアイデアはユニークです。
健全な青少年を育てるには豊かな情操教育とか他の方法も必要と思います。
他の人の意見も聞いてみたいですね。