フーリエ・ラプラス変換 平成17年度 応用化学科3年生

最終回のアンケートから

死亡推定時刻の例題はおもしろかった。
アーサー王の円卓の話がおもしろかった。
留学生のリンゴの保存の研究はおもしろかった。
勉強したことを復習する意味でも宿題は役に立った。
もっと応用例について知りたかった。

この講義を後輩に勧める 45
この講義を後輩に勧めない  11

[私の感想]
帰ってからこの講義の勉強を全然していないで、理解できないというのは当然。
そういう学ぶ姿勢に欠けている学生には困ったもの。
(よくまあ、1週間の学習時間を0時間とか30分と書くものだ)
しかし、この風潮は増加しそうである。

概して宿題にも積極的に取り組み、質問があれば聞くという積極的な学生は
学力もついて、当然ながら試験の成績はよいから
最終試験は免除となる。そういう学生はこの講義を積極的に評価している。

反対に数学が苦手だったり、予備知識とか基礎知識が不足のものは
ついてくるのが大変だったようだ。それでも勉強を続けていれば
なんとか理解して最低の合格点でもとれるのだが。
こちらの声が聞こえないのは、やはり私語がたえないからであろう。
だいぶ私語には注意したのであるが、ほとんど満席の状態ではやむをえないこと。
来年は受講人数を制限するつもりである。その際には応用化学科を優先して
他学科の学生は数名程度に絞る。

ホームページの活用、電子メールによる質問などインターネットの活用は
これからも必要であろう。
講義の進め方も、こちらから一方的にするのではなく、学生の参加型方式も
考えていこうと思う。

まったく反抗的な否定的なアンケートが2通あったが、これは相性も問題もあろう。
現代のわがままな若者を反映しているようにも思われる。
この手の学生は卒業後も、自分で問題を作り出してますます泥沼に陥るタイプ
なのであろう。