設計製図の感想意見
期日 12月18日(月)

前年度は板書と説明が早過ぎるという回答はかなりあったので、今年度はゆっくり時間を とってやったつもりであった。そのためか、説明不足という回答は少なかった。 ビデオを使ったものは、おおむね好評だった。 講義だけでなく、映像による説明も効果的。 阪神大震災のビデオや、振動実験のビデオは今年度も成果があったようだ。 声が聞きとりにくいという回答もあった。月曜日の講義なので、前の週の土曜日に開催 された講演会の後にマイク設備のスイッチを切ったり、機器の正常終了でない状態になって いることが度々あった。来年度はもっとよく対応したい。 私語で声が聞きとれないという回答もあったので、私語は注意するようにしたい。 学生の中には、私語を犯罪と考えている者も少なくないので、私語に注意するべきだある と思った。 設計製図で、主に設計理論のノウハウを説明したつもりだが、 製図についての説明が少ないという印象のようだった。 溶接記号やボルトの表示などで、具体的なことを説明したつもりだったが。 講義で説明した例題に関する課題は、復習になり、理解するの役立ったようで好評だった。 逆に説明が不十分だったり、自分の理解不足の場合、そういう課題は不評だった。 オイラー座屈を説明したとき、今から約300前に生まれた学者なので、そのころの 日本や世界の事情はどうであったか歴史を調べる課題を出したら、興味をもった 者もいた。公務員試験などでは一般常識が必要なので、こういう課題も役に立つと思われる。 4年生に手伝ってもらって、毎回出席カードを配布した。 この4年生自身の勉強のために、座屈や影響線の理論や計算例を黒板で説明してもらった。 この試みは3年生の学生には好意的に受け取られた。 4年生の黒板に書く字は小さいみたいで、もっと大きく書いてほしいという回答が多かった。 来年度の就職のために、意識を持たせる意味で、4年生数名に就職の経験談を話して もらったり、就職試験の問題(公務員試験、SPIなど)を少しだけ紹介した。 もっとたくさん紹介してほしいという声もあったが、少しでも雰囲気が味わえたという 声も多かった。 英語に慣れるという目的で、何度か英文を訳させる課題を出したが、英語が苦手の 者には不評だった。しかし、面白いという肯定的な回答も多かった。 成績をつける方針として、出席点、課題提出点、設計製図の点を総合評価するという 提案には、反対の意見はなかった。 他の科目においてもそうだが、学生の能力とか好みに応じて、何種類かの課題を出し その中から選択する方式をとっている。これはおおむね好評であるが、 みんな同じ課題に取り組むべきであると回答した者もいた。 就職試験問題の紹介にしても各自の希望があり、全員満足ということは難しいようだ。