日本シルクロード倶楽部
2001新疆の旅

8月27日 本日はウルムチで小野議員と合流の予定、蘭州より入るという。我々より1時間早く 到着の予定だ。合流後、ウルムチで夕食の接待を受け、夜11時カシュガルに入る予定、 長い1日になるであろう。 飛行機は、内モンゴル包頭上空を通過、河西回廊を遥か左手にして、モンゴルの ゴビタンを下に天山山脈とアルタイ山脈の間を抜けてウルムチまで4時間で到着する。 飛行機に乗ると天女になったようで嬉しい。仏徒は、この世とお釈迦様を荘厳する ために天空を遊泳する天女を描き、飛天の図という素晴らしい画像を生み出した。 玄奘の、尋ねし道を、飛天なる、幸いなるや、飛天の如し。 予定通りウルムチ到着、大勢の迎えの顔が懐かしく皆々交流の深い人達だ。 おやと思う。メムテミン(新疆大学教授、今回の小野議員、新疆大学講演の窓口)さん と、アルズグリ(立正大学仏教学部客員研究員)さんがいるではないか。たしか、 小野議員の到着を1時間前に迎えていないはずなのだがと思っていると、まだ蘭州より 到着していないという。 後、議員は、数時間遅れて到着した。今晩の接待は、小生との付き合い10年になる 自治区政府農業区割委員会の主任ハリプ氏である。奥さんはマイヌル・ニヤズさん 人民病院の副医院長(産婦人科医)で、現在ドクター論文を書くため日本医科大で 研究生活中だ。 タベのパーテーは自治区大会堂の円形の会場である。ハリプさんの配慮はウイグルの 音楽家たちオンシッキムカーム(I2の音曲、)のメンバーを8名呼んでくれたこと だ。帰国留学生イリヤル夫妻、メムテミンさん、アルズグリさん、ムヒット夫妻、 倶楽部会員矢田部(海外青年協力隊として日本語教師として現地滞在中)さん、一行を 加えパーティは限りなく楽しく贅沢なもの、接待文化が異なる世界の出来事であって、 日本では考えられない事である。 踊りの第1人者デリナール女史、ダップの名手メムテミンさん、ラワップ、ドタール、 フシタール、ウイグル民族の音曲は賑やかで楽しく、議員も踊りの輪に加わり異文化を 十分に楽しんだようだ。宴終了後、11時過ぎウルムチ空港よりカシュガルヘ、到着は 真夜中。


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