北斗の拳。中国4千年の歴史を背負うコミック 中国四川省成都近くで前漢墓が発掘された。漆器の人体像の表面に 頭のてっぺんから足の先まで縦に19本の経脈が朱色で描かれていた。 経脈とは、内臓を通って流れる気の循環系の経路のこと。 気の流れが滞りやすい所が経穴(つぼ)。 中国古代医学の思想はなお現代にも研究テーマを与える。 人体に流れる経脈は、地を流れる河川に例えられる。 河川の流れが滞ると洪水を起こす。 自然界の水利の思想から経脈のヒントが得られたという説がある。 経脈の考え方から、地下にも気が流れる地脈という思想に発展する。 万里の長城を築いた秦の将軍蒙恬(もうてん)が自殺を迫られたとき 「天に対して罪を犯していないのに死ななければならない。 万里の長城を作るとき、どこかで地脈を切ったことにあるかもしれない」 と言ったとか。 マンガも役に立つ。 お前はすでに死んでいる。 経絡秘孔。 経絡とは経脈と絡脈をさす言葉で、中国医学の重要な基本概念である。 経絡(経脈と絡脈)はまだ科学的に見ることはできないが、鍼灸(しんきゅう)治療 の基礎になっている。 経脈は手と足にそれぞれ3本ずつの陽脈と陰脈があり計12本あるが 左右全部あわせると24本あることになる。 手足の末端と、肺や心臓や脾臓や腎臓や肝臓などの臓器を結ぶのが6本の陰脈 顔の感覚器と、大腸、胃、小腸、膀胱などの腑を結ぶのが6本の陽脈とされている そして、絡脈とは経脈から分かれて全身に網状に分布している脈である。 経絡と経穴 銅人 銅人の説明 秘孔とは超人がのみ体得した経穴のことかもしれない。 五臓六腑 中国医学